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Camp Touring

キャンプツーリングの魅力をご紹介

自転車の世界にも流行があります。

セトキンスタッフが最近感じているのは、以前よりスピード追求型の競技系の人気が落ち着いてきて、その分、もっと気軽に自転車に乗ること自体を楽しむ動きが出てきたこと。

ロードバイクの中にも、太いタイヤに替えて舗装道だけでなく砂利道まで対応できるような「グラベルロード」というジャンルが生まれていたり、ウェアも、以前主流だった「レースやってます!」という原色を多用したようなものより、もっとカジュアルで街着ぽいものを好む方が増えているのです。
自転車の裾野が広がり、多様な楽しみ方が生まれてきたことを嬉しく思います。

このページでは、そんな、”自転車を楽しむ系”のムーブメントの一つの究極形とも言える「キャンプツーリング」の魅力をご紹介したいと思います。

取材に協力いただいた、キャンプツーリングの相当な強者でありセトキンの常連客でもある淵之上さんと鶴田さんに感謝いたします!

自然の中でゆったりと過ごす休日

自転車はSURLYがオススメ!

ロングツーリングやオフロードを楽しむムーブメントの先駆者であるブランド「SURLY」。
SURLYは、スピードより乗り心地や修理のしやすさを重視したクロモリフレームにこだわっていて、キャリア(荷台)などの様々なオプションを後付けする際のカスタマイズの自由度もピカイチ。
使い心地にこだわったカスタムを施していくことを考えると、まさにキャンプツーリング向けの自転車だと言えます。

SURLYの「BIG DUMMY」

セトキンの常連・淵之上さんの「BIG DUMMY」は、SURLYと「とにかく自転車で荷物をたくさん運びたい」というニッチな要望に応えるためのキャリーシステム専門メーカー「XTRACYCLE」が手を組み、初めて完成車のフレームセットとして生まれたモデル。

アメリカではオシャレな大工さんがこれで仕事に行ったりしてるそう。

荷物の積載量が普通の自転車と比べ圧倒的に多いので、例えば数人でキャンプツーリングに行く時も、1人がこれに乗って食材などを積んでくれると、他の人は普通の自転車で自分の荷物だけを運べばよかったりと、何かと便利なのです。

乗り心地は一般的な自転車とそれほど変わりません。
強者・淵之上さんはこの自転車で鹿児島〜福岡を往復し24時間で帰ってきた記録(?)を持っているのだとか!

このBIG DUMMYのキャリアのいいところは、例えば大工さんが脚立のような長い物を載せたい時にも、①の出っ張りが積載した物の向きを斜めにしてくれるので②のストラップで締め上げて固定すれば、ペダルと引っかかる心配がないようにできているところ。よくできています!

こだわりのオプションパーツ

こちらは鶴田さんの街乗りやツーリングに適した自転車、SURLY「CROSS CHECK」のフロントラック。

SURLYの純正で「24-パックフロントラック」という名前ですが、350mlの缶ビール24本パックを積載できることから、こう命名されています。
こんなユーモアのセンスが、SURLYが皆に愛される理由なんですね〜。

SURLYの「24-pack front rack」
スタンドを上げた時、両足とも片側にきているのが分かりますか?

こちらはスイスのブランド、ESGE(エスゲ)の「ダブルレッグスタンド」。
駐車時は2本足で非常に安定感があり、走行時は1つにまとまって左チェーンステイ下に収納されるので、チェーンに当たる心配もありません。(この仕様を真似した製品もたくさん出ています)
見た目も高級感があり、幅広い車種に対応していますのでオススメです。

バックミラーとテールライトは、ドイツのブランド「busch & muller(ブッシュアンドミューラー)」製のもの。
このブランドのバックミラーは、何とBMWのバイクにも使われています。
そう聞くと俄然このブランドのものをチョイスしたくなりますね〜。

単三電池 ×2本で使用します
ツーリング時はバックミラーがあると便利です!

こちらは2014年に開催されたSURLYのJAPAN TOURを記念したワッペン。
淵之上さんは福岡の能古島で参加し、来日したSURLYの社長、メカニック、デザイナーの3人と交流できたそう。
さぞかし九州中から濃ゆ〜い方々が集ったことでしょう。

BIG DUMMYのフロントラックで燦然と輝いていました

「The Radavist」に注目せよ!

ロゴが入ったステムキャップ
ウォーターボトルもThe Radavist

「普段着で自転車を楽しむ系」は、それほど大きくないガレージメーカーが中心となっているムーブメント。
スペシャリティコーヒーの世界もそうですが、ローカルに根付いて、クオリティを重視しながらマイペースに楽しく商売をしている人たちの姿がとてもカッコ良くて、人々の共感を集めているように思います。(そして大手メーカーが、こうしたイケてる小規模メーカーの動向をかなり意識しているところもコーヒーの世界と似ているのです)

そうした「イケてる自転車」の情報を発信するメディアとして大きな人気を集めているのが、アメリカのWEBメディア「The Radavist(ラダビスト)」。
主催者のJohn Watson (a.k.a. John Prolly)氏は、真のサイクリストとして非常に尊敬されている存在です。

このThe Radavistは、様々なメーカーとコラボレーションしたグッズを多く手がけています。

どれも素晴らしいデザインで、気が利いていると思いませんか?

The Radavist大好きだという淵之上さん。スウェットは「Team Dream Bicycling Team」、キャップは「RingTail」。どちらもThe Radavistと縁が深いブランド/ショップです。

キャンプを楽しむグッズたち

アウトドアの世界では、登山時の従来の重装備を見直し、なるべく重量を減らした軽装でロングトレイルを楽しむ「ウルトラライト(U.L.)」というジャンルが盛んです。

自転車によるキャンプツーリングの際も、淵之上さんのような強者は宿泊できる装備を積載した自転車で数百キロの距離を移動しますので、荷物はなるべく軽くしたいところ。

ウルトラライトの装備を参考に、軽くて使いやすい装備を採り入れていくのも楽しみの一つです。
(キャンプグッズは、セトキンでは取り扱いのないものも多いですが、有益な情報として掲載しています。何卒ご了承ください!)

 

まずは、アウトドアで料理する際、あると便利(無いと不便)なテーブルをご紹介。

アウトドアで料理する際、テーブルは必須。韓国のブランド「VERNE」のトレッキングパッドは強化アルミニウム製で230gとかなり軽量でオススメ
天板と足は一体になっていて、組み立て、片付けも楽々です
ケースはポリプロピレン製なのでこれ自体にも物を置くことが出来て便利
収納時はこんなにコンパクト。極限まで軽量化したい方はケースに入れずに本体だけでの持ち運びもアリかも

次は、五徳としても利用できるウッドストーブです。

こちらはのウッドストーブは、米国ブランド「Firebox Stove」の「Nano Stove」(※中のバーナーは別)
使用イメージ。五徳として利用していますが、中に落ち葉や枯れ枝を入れてストーブとしての利用も可能なのだとか
左はケース。この中に収まっちゃうのです。
収納時はこちら。ポケットに楽々入ります

椅子とコットは、やはりこのブランド一択?

今回、椅子は、不動の人気の「Helinox」率が100%。軽さ、性能を考えるとやはりこれなんでしょう
こちらもHelinoxの「ライトコット」。通常7〜8kgが多いコットの中で1200gという軽さ。テントの中に入れると極上空間が出来上がります!

ここからは、キャンプツーリングで何かと役立つ豆知識コーナーです。

まずはコーヒーグッズから。

エアロプレスで抽出中

野外で楽しむコーヒーは格別。
寒い季節、淵之上さんは外でコーヒーを楽しむ際は「エアロプレス」で抽出することが多いそう。
理由は、1分ほどで素早く抽出できるため、ドリップで淹れるよりもコーヒーが冷めにくいから。
なるほど!!
勉強になります!!!

次は、初心者にとっては目から鱗の情報。

例えば、食器類の中にガスカートリッジを収納したりするのは定番ですが、金属の中に金属を入れて自転車で長距離を運ぶと、振動でお互いが傷だらけになりかねません。

それを防ぐために、柔らかめの紙袋(※写真はマクドナルドの紙袋です)を普段から集めておいて、クッション代わりの包み紙として利用するのがオススメです。

淵之上さん、経験しないとなかなか気づかない豆知識を教えていただき、ありがとうございます!

紙袋は普段から集めておきましょう!

最後は、当日撮影した360°写真です。
写真右下のアイコンをクリックすると全画面表示になります。
キャンプの雰囲気が少しでも伝わればいいのですが・・・

 

いかがでしたでしょうか?

この記事を通して、キャンプツーリングに少しでも興味をお持ちいただけると嬉しいです。

キャンプツーリングやってみたい!という方は、どうぞお気軽にお店にもお越しくださいね。